レビュー2026.07.10

海しかない世界で「暮らし」を組み立てる。『Saltwake』は漂流クラフトの到達点

文・サバイブ通信編集部Saltwake

陸地が消えた世界で、拾った板切れ一枚からイカダを広げていく『Saltwake』。派手な戦闘も強大な敵もいないが、じわじわと積み上がっていく「暮らし」の手触りが見事に磨き上げられている。

拡張がそのまま物語になる

最初はただの筏だったイカダが、浄水器、釣り台、菜園、寝床と少しずつ機能を増やしていく過程は、まるで小さな集落が育っていくかのようだ。何を先に作るかというプレイヤーごとの判断が、そのまま各自の航海の個性になる。

ソロでじっくり向き合える設計

対応人数は1〜4人だが、本作の魅力は静かな海でひとり黙々と積み上げていく時間にこそある。天候の変化や漂着物との出会いが単調さを防ぎ、最後まで飽きさせない。積み上げ系クラフトの一つの到達点と言える作品だ。

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